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小林製薬、会長・社長辞任の見通し 各メディア報道、後任社長には専務が昇格へ

 小林製薬㈱(大阪市中央区)の小林一雅会長と小林章浩社長が辞任する見通しだと共同通信をはじめNHK、朝日新聞、読売新聞などの主要メディアが22日、相次いで報じた。同社製のポリケチド(モナコリンK)含有紅麹原材料を配合したサプリメントをめぐる健康被害問題を受け、引責辞任する方向であることを伝えた。きょう23日に開く臨時取締役会で正式に決定し、後任社長には、山根聡専務(サステナビリティ経営本部長)を昇格させる見通しだという。

 同社は22日付で、「当社が発表したものではない」などとするコメントをホームページに掲載し、報道内容を否定しなかった。山根専務が社長に昇格すれば、創業家以外から初の同社トップに就任することになる。各報道によれば、小林章浩社長は取締役として残留し、健康被害の補償を担当する見通し。

(冒頭の写真:小林製薬が3月29日に開いた会見の様子。左から2人目が小林章浩社長、文中の写真:小林製薬本社ビル)

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