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小林製薬、サラシア摂取による血糖値低下などを確認

 小林製薬㈱(大阪市中央区、小林章浩)はこのほど、近畿大学薬学総合研究所と共同で、サラシア摂取による食後血糖値とインスリン値の低下、および軽度糖尿病者の長期の血糖指標であるHbA1cの低下を確認したと発表した。論文は、国際学術誌『Journal of Medicinal Food』に掲載された。

 研究では、空腹時血糖値の正常型が110㎎/dL未満のところ、100㎎/dL以上140㎎/dL未満の血糖正常高値者および境界型糖尿病者が、150~600㎎のサラシアエキスを食事と共に摂取することで、サラシアエキスを摂取していない人と比べて食後血糖値とインスリン値が低下することを確認した。効果は、サラシアエキスの量が多いほど高かったという。

 また、HbA1cの6.5%を超えると糖尿病型と診断されるところ、HbA1c値が6.5%以上7.4%未満の軽度糖尿病者が600㎎のサラシアエキスを食前に1日3回、12週間継続的に摂取することで、サラシアエキスを摂取していない人に比べてHbA1cが低下し、耐糖能が改善することが確認されたとしている。

(冒頭の写真:サラシア(Salacia chinensis))

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