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安全性データベースが新装オープン NIBN、素材情報を独自に再構築へ

 (国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBN、大阪府茨木市)はきのう2日、「健康食品の安全性・有効性情報」のコンテンツの1つとして「素材情報データベース」を新たにオープンした。

 同データベースは、「有効性データベース」、「健康被害データベース」、「相互作用データベース」の3つのカテゴリーに分類。それぞれ200素材、138素材、120素材を収載している(6月2日時点)。

 「ご利用にあたって」として、「データの無断転用や引用、商用目的での利用は厳禁です。機能性表示食品の届出資料における安全性情報としての利用、および商用目的以外での利用をご希望の場合はお問合せください」(原文ママ)との注意書きがある。

 このたび新たにオープンしたデータベースはいうまでもなく、2023年2月にナチュラルメディシン・データベース(NMDB)の情報を不適切に引用していたとして閉鎖に追い込まれた国立健康・栄養研究所の素材情報データベースに収載されていた「安全性情報」のリニューアル版である。

 同データベースを確認した関係者は、「とりあえず復活したのはよかった」、「著作権に気を付けながら1から文献調査を進めているように感じた」、「このデータベースが機能性表示食品の届出に使えるようになると、事業者にとっても消費者にとっても有用なものになる気がする」などの感想を述べている。
 他方、「情報がない。機能性表示食品制度における安全性の評価には、このデータベースは使用できない」という厳しい指摘もある。

 突然のオープンとなった同データベースだが、NIBNの思惑など、詳細については現在取材中である。

※NIBNはNational Institutes of Biomedical Innovation Health and Nutritionの略。

【田代 宏】

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