安全性と機能性を備えたサプリメントを 【年頭所感】(一社)日本健康食品規格協会 理事長 池田秀子 氏
新年明けましておめでとうございます。昨年も機能性表示食品の制度改正を巡って慌ただしく時が過ぎました。中でも、サプリメント形状の機能性表示食品を製造している工場に対して、昨年5月から開始された消費者庁によるGMP調査はエポックメイキングな出来事と言うべきものであり、その調査は急ピッチで進められていますので、何らかの結果を知ることができるのも、そう遠い事ではないかもしれません。
さて、最近大変心強く思う事は、健康食品の安全性の基本は原材料にあることが業界の中で強く認識されており、「望ましい」の表現に止まっているとしても、本来は原材料の品質確保にGMPが必要だと考えられていることです。その認識をまだ第三者認証ではあるにせよ、「原材料GMP認証」として具体化している国は、国際的にも極めて少なく、もっと世界にアピールしても良いのかもしれません。当協会は、それに輸入原材料(GMP-IM)認証も加え、昨年、第1号となる品目を認定致しました。GMP-IM認証が真に信頼に足るものであるよう、大変慎重な審査を行いました。間もなく次の品目をご紹介できるものと思っておりますが、本年はGMP-IM認証を軌道に乗せることも、私共の課題の1つです。
さて、本年の最大の関心事は、昨年暮れに開始された「サプリメントの規制の在り方」に関する厚生労働省と消費者庁による検討でしょう。1996年に始まった栄養補助食品の規制緩和要請の1つに、その位置付けの明確化があり、その要請の核心だったサプリメントの定義に関する議論が遂に開始された事に、30年に渡る歴史を感じざるを得ません。何のためにサプリメント形状をとるのか、その本質的な議論にまで発展するのか、あるいは規制のための一段階として終着させるのか。どのような形をとるにしても、サプリメントが安全性と機能性を備え、人の健康に本質的な価値を発揮する存在であることを確かなものとするために、当協会は本年も力を注いでまいります。
皆様のご協力を心からお願い申し上げます。
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