大麦若葉で肌の健康守る
東洋新薬が新たな届出 3つめのヘルスクレーム
ゴールデンウィークの谷間の2日、消費者庁は機能性表示食品の届出データベース情報の更新を行い、大麦若葉由来食物繊維を機能性関与成分にした青汁など16件の新規届けを公開した。
大麦若葉由来食物繊維を届け出たのは東洋新薬㈱(本部:佐賀県鳥栖市)。同成分として新規のヘルスクレームを届け出たもので、研究レビューに基づき、「肌」に対する機能性を表示できるようにした。届出表示は以下の通り。
「本品には、大麦若葉由来食物繊維が含まれます。大麦若葉由来食物繊維には、肌の潤いを維持して肌の健康を守るのを助ける機能が報告されています」。
同社は同成分についてこれまでに2件の届出を行っていた。
それぞれヘルスクレームが異なり、第1弾は「便通を改善する機能が報告されています。便秘気味な方に適した食品です」。
第2弾は「腸内環境を改善する(善玉菌である酪酸菌・乳酸菌を増やす)機能が報告されています。おなかの調子が気になる方に適した食品です」だった。
今回の新たな届出を受け、同社が手掛ける大麦若葉由来食物繊維で可能なヘルスクレームのバリエーションが広がりを見せたことになる。同成分のみで、腸内環境改善機能と肌の健康維持機能を同時に訴求する商品開発も可能になりそうだ。
東洋新薬:大麦若葉由来食物繊維に関する届出の詳細(消費者庁「届出食品の科学的根拠等に関する基本情報(一般消費者向け)」より)