大麦βグルカンに空腹感抑制効果
国立栄研、HFNetに有効性情報追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)30日、素材情報データベース(HFNet)に「大麦由来β-グルカン」に関する有効性情報を追加したと発表した。
健康な日本の成人25人(平均31.6±7.2歳)を対象に二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験を実施。
大麦由来β-グルカン2.7 gを含有したホットケーキを毎日、朝食として摂取させたところ、小麦粉ホットケーキ摂取と比較して、空腹感(摂取150分~270分後および270分までのAUC)、予想食事量(摂取150分、240分、270分後)の抑制、満腹感(摂取120分、210~270分後および270分までのAUC)、満足感(摂取30分、90分、180分、210分後および270分までのAUC)の上昇、昼食時のエネルギー摂取量、昼食後30分の空腹感、予想食事量の抑制が認められたという。