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大阪ガスのケトン体 化粧品に初採用

 大阪ガス㈱(大阪市中央区、藤原正隆社長)が発酵法で製造する天然由来ケトン体の3‐ヒドロキシ酪酸(3HB)が、まずは化粧品に採用された。大阪ガス子会社の大阪ガスケミカルが販売する化粧品向け3HBを配合したボディケア化粧品の販売を国内企業が15日から開始した。

 大阪ガスが同日発表した。サプリメントや食品での初採用が待たれそうだ。

 ケトン体は、糖質制限時に体内の脂肪を原料に肝臓で生産される物質で、糖に代わるエネルギー源の役割があるとされる。さまざまな生理機能を持つともいわれる。

 大阪ガスは2017年、サトウキビなどの植物由来の糖を主原料とし、ハロモナス菌を使った発酵製法によって高純度の3HDを大量生産する技術を確立。国立研究開発法人の産業技術総合研究所と共同開発したもので、同社がバイオガス製造プロセスの開発などを通じて蓄積した発酵技術を活用した。

サプリメントへの展開も「期待」

 天然由来3HBの用途について、大阪ガスは15日の発表で、「化粧品のほか健康食品・サプリメントへの展開が期待されている」として、大阪ガスケミカルと連携して用途拡大をめざす方針を表明した。

 3HBをサプリメントの原材料として利用する動きは、以前から米国を中心に海外市場で見られている。ただ、大阪ガスによれば、従来の3HBは、「非天然物を原料に化学合成することで生産」されているため、「天然由来の3HBを求めるニーズが増えている」。

 大阪ガスらは、サプリメントや食品向けに原材料販売する天然由来3HBについて、「OKETOA」の商標で展開していく方針。供給・販売実績は今のところないが、国内外で紹介活動を進めているという。

(冒頭の画像=大阪ガスによる天然由来3HBの生産技術。ニュースリリースより)

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