大豆イソフラボンアグリコンのマウス生殖機能におよぼす影響を確認
ニチモウバイオティックス㈱(東京都港区、天海智博社長、TEL:03-6478-5051)は3日、麻布大学との共同研究で、麹菌発酵大豆胚芽抽出物を投与した加齢マウスで、発情頻度を増加させ胚着床数・重量が若齢マウスと同等になったという結果が確認されたと発表した。研究成果は3日~4日開催されている『第65回日本生殖医学会学術総会』で報告した。
今回の実験で、大豆イソフラボンのうち、糖鎖を持たず吸収性が高いイソフラボンアグリコンに着目し、一定期間のイソフラボンの給餌が、若齢(8週齢)・加齢(28週齢)それぞれのマウス個体の生殖機能におよぼす影響を調べた。
実験の結果から同社では、大豆イソフラボンアグリコンの給餌は、若齢マウスでは着床数や胚重量に影響を与えないこと、一方で、加齢マウスでは発情頻度を増加させ、胚の着床数や重量を若齢マウスと同程度に改善させる可能性があることが明らかになったとしている。