埼玉消費者被害をなくす会、エムアンドエムが広告の修正を回答
化粧品・健康食品通販の(株)エムアンドエム(東京都港区、帆足拓馬代表)による男性用ローションの広告表示の停止を求めた件について、適格消費者団体の埼玉消費者被害をなくす会(さいたま市浦和区、池本誠司理事長)は16日、同社から寄せられた回答を公表した。同社は回答書で、新たなウェブサイトの作成を検討中と説明している。
同会によると、同社はウェブサイト上で、男性用ローション『ZerofactoR Zローション』などを販売し、定期購入の条件が容易にわかるように表示しないで、「初回¥980で申し込む!」などと、初回については安価で購入できるかのように表示していたと指摘。そうした表示が景品表示法で禁止する有利誤認表示に当たるとして、表示の停止を求める差止請求書を送付していた。
これに対して同社の代理人は回答書で、「ウェブサイトの広告内容を修正した新たなウェブサイトの作成を検討しております」と説明。今年10月末頃までに法令を順守した新たなサイトの広告内容を確定し、同会に11月中旬頃までに新たなウェブサイト案を提示するとしている。
同会では、今後の対応方針について「これから検討委員会で検討するため、今日の時点では説明できない」(事務局)と話している。