国立栄研、素材情報DBに「グルコサミン」「アマニ」の情報追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は6日から7日にかけて、素材情報データベースに「グルコサミン」に関する安全性情報と「アマニ」の有効性情報を相次いで追加した。
シンバスタチン(脂質異常症治療薬:CYP3A4基質)10~40 mgを服用中のスウェーデン国籍の脂質異常症患者21人(平均66歳)を対象としたオープンラベルクロスオーバー無作為化比較試験で、1日当たりグルコサミン塩酸塩750 mg×2回を4週間併用させたところ、血中脂質(TC、LDL-C、HDL-C、TG)に影響は認められなかった。
また、アトルバスタチン(脂質異常症治療薬:CYP3A4基質)10~20 mgを服用中のスウェーデン国籍の脂質異常症患者13人(平均67歳、スウェーデン)を対象としたオープンラベルクロスオーバー無作為化比較試験では、1日当たりグルコサミン塩酸塩750mg×2回を4週間併用させたところ、血中脂質(TC、LDL-C、HDL-C、TG)に影響は認められなかったという。
2019年9月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験7報で検討したメタ分析で、アマニの摂取は血中脂質(Lp(a)) の低下と関連が認められたとしている。