国立栄研、素材情報DBに「カフェイン」の安全性情報追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は13日、素材情報データベースに「カフェイン」の安全性情報を追加した。
統合失調症のため1日に2回、クロザピン(抗精神病薬:CYP1A2、CYP3A4基質)225 mg、クロミプラミン(抗うつ薬:CYP1A2、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4基質)50 mgを服用中のオランダ人の19歳の女性が、コーラ1.5~1.8 L(カフェイン150~180 mg含有)/日を摂取していたところ、クロザピンおよび代謝物のノルクロザピンの血中濃度が急上昇し、クロザピン減量も安定しなかったが、コーラの摂取中止により改善したという。
カフェインとクロザピンとの相互作用が原因と考えられるとしている。