国産5-ALAにアンチドーピング認証 ネオファーマジャパン、原材料として取得
LGCの「インフォームド」認証を国内で
サプリメントなどの原材料として利用される5-ALAに、サプリメントのアンチドーピング認証が与えられた。英国の分析研究機関LGC社が運用するアンチドーピング認証プログラムを原材料として取得したもので、5-ALAでは初とみられる。同成分を静岡県袋井市内の自社工場で生産するネオファーマジャパン㈱(東京都千代田区、河田聡史社長)がLGC社の国内代理店を通じて申請、先月末までに取得し発表した。
ネオファーマジャパンは5-ALAを配合したサプリメントなど最終製品も手がけているが、原材料としてのアンチドーピング認証を選択。認証取得を受け、「5-ALAを配合したスポーツフードやスポーツ飲料の製品開発が期待される」とのコメントを出した。
原材料認証、これまでにPQQやHMBなどで
LGC社が運用する「インフォームドチョイス」、「インフォームドスポーツ」は、世界的に利用されているアンチドーピング認証プロググラム。これまでに製品ブランド数として470以上、製品数としては1,800以上が同認証を得ているとされる。日本でも、現在までにスポーツニュートリションブランドの『DNS』を始めとする244製品、企業数としては88社が取得している(7月11日時点)。
LGC社では、最終製品だけでなく、原材料に関するアンチドーピング認証プログラム(インフォームド原材料)を運用している。日本国内ではこれまでに、三菱ガス化学㈱がPQQ(ピロロキノリキノン)、森川健康堂㈱がローヤルゼリー、小林香料㈱がHMBカルシウム、㈱公知貿易がクレアルカリン、㈱ニッピがコラーゲンペプチドでそれぞれ原材料認証を取得。新たに、ネオファーマジャパンの5-ALAが加わることになった。
(冒頭の画像:インフォームド原材料のロゴマーク。ネオファーマジャパンの報道発表資料から)
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