厚生労働省は24日、いわゆる健康食品などを対象とした買上調査の結果、1製品から医薬品成分が検出されたと発表した。

　全国の都道府県の協力の下、強壮効果や痩身効果を目的として販売されるいわゆる健康食品などの156製品を購入し、国立医薬品食品衛生研究所で分析を実施した。その結果、『Super　STUD　007　携帯に便利な早漏防止クリーム』（長崎県が買い上げ）から、医薬品成分のリドカインを検出。1本当たりに148mg含まれていた。

　現在のところ、同製品による健康被害は報告されていないが、使用すると徐脈や不整脈、血圧低下などを生じる可能性がある。厚労省は取り扱い業者に対し、所管の自治体を通じて販売停止・回収などの措置を取っている。

　また消費者に向けて、同製品を所持している場合は使用を中止し、健康被害が疑わる場合には医療機関を受診するように呼びかけている。