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厚労省、エリクシノールのCBD製品から大麻成分を検出

<大麻取締法の「大麻」に該当>

 厚生労働省は20日、健康食品販売会社のエリクシノール(株)(東京都渋谷区、松丸誠社長)が販売するCBD製品(3製品)から、大麻成分の「THC(テトラヒドロカンナビノール)」が検出されたと発表した。購入者に対し、該当する製品が手元に残っている場合には、最寄りの地方厚生局麻薬取締部や都道府県の薬務主管課、または保健所まで提出するように呼びかけている。

 CBDは、ヘンプの主要成分の1つである「カンナビジオール」のこと。ヘンプから抽出されるCBDオイルは健康食品などに使用され、エリクシノール(株)では18種類のCBD製品を取り扱っている。

 厚労省が成分分析を実施した結果、『ナチュラルドロップス3000』、『シナミントドロップス3000』、『プロフェッショナル2000』の3製品(賞味期限「2021.06」)から、微量のTHCが検出された。これら3製品については、大麻取締法上の「大麻」に該当する疑いが持たれている。

 昨年10月、エリクシノールグローバル社(オーストラリア)は、「エリクシノールジャパンにより販売されているCBD製品に、基準に不適合なものがあり、この不適合は、大麻の種と茎から抽出されたものでなくてはならないという日本の厳格な規定に関連している」と公表。これを受けて厚労省では、エリクシノール(株)が取り扱う18製品のサンプル提供を受けて、成分分析を実施したと説明している。

 エリクシノール(株)は同日、自社のホームページ上で、「このような事態が発生したことを弊社としても重く受け止めており、今後の再発防止に努めて参ります」と謝罪した。また、返金にも応じるとしている。

(写真:大麻成分が検出された『ナチュラルドロップス3000』)

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