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博多の老舗OEM企業の信条とは ロイヤルジャパン「付加価値ある製品の提供」

 1977年設立の健康食品及び化粧品OEM・PB企業が博多にある。ロイヤルジャパン㈱(太田政司社長)。半世紀近い歴史があるだけに、顧客は全国に広がる。長い付き合いになっている顧客も少なくないという。

 本社に至近の自社工場は、健康食品GMP適合認定(包装工程)を(公財)日本健康・栄養食品協会から受けている。機能性表示食品のOEM・PBを手がけた実績は今のところないが、業績は堅調。あまり現実味がなかったり、顧客がリスクを抱える恐れがあったりする依頼には再考を促すなど、真面目な営業姿勢が顧客からの信頼を生んでいる様子。

 「付加価値のある製品を提案したいと思っています」同社の太田雄介専務取締役はそう話す。新規素材、新規技術などに関する情報収集にも余念がない。ウェルネスデイリーニュースに最近掲載された記事にも関心を示した。

 一方で、業界の話題をさらう素材が出てきても、「長くは続かない」と見れば手を出さない。太田専務の話を聞いていると、新規性だけでなく、その安全性や品質などに対しても敏感であることがうかがわれる。そうした性分だからか、今般のサプリメントをめぐる健康被害問題が業界全体に及ぼす影響の行方を注視する。

 広告宣伝はほとんど行っておらず、展示会に出展しているわけでもないが、新規の引き合いが舞い込むという。おそらく口コミで存在が知られるのだろう。「別に、特別安い価格で仕事を受けているわけではないですよ」と太田専務。つれない感じではあるが、記者の目には信頼できる人物に映る。

【石川太郎】

<COMPANY INFORMATION>
所在地:福岡市博多区山王1丁目1番32号 博多堀池ビル4F
TEL:092-472-1831
URL:http://www.royal-japan.co.jp/
事業内容:健康食品・化粧品の製造及び卸し

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