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制度改正の次には何が待つ? WMR74号オンライン版発刊、特集に「続・機能性表示制度とサプリの行方」

 ㈱ウェルネスニュースグループはきょう9日、ヘルスケア業界専門誌『Wellness Monthly Report』74号(2024年8月号)のオンライン版を発刊した。食品の機能性表示制度と「サプリメント」の行方を探る、前号から続く特集企画の第2弾を掲載。制度とサプリの今後をどう考えるべきか。有識者らの声を伝える。

 特集の巻頭記事では「サプリメント」の今後にスポットを当てた。小林製薬「紅麹サプリ」事件の余波は、機能性表示食品制度の見直しだけにとどまりそうにない。「更なる検討課題」に「サプリメントの規制の在り方」を掲げた政府、「サプリメント食品」に対する「規律」を消費者保護の視点から求める消費者委員会──。健康被害疑い情報の提供、GMPに基づく製造・品質管理といった義務がかかるのは、果たして、機能性表示食品と特定保健用食品だけであろうか。

 有識者らに対するインタビューは4本。それに加え、3人の識者を招いた座談会と、食品衛生に精通する北海道大学名誉教授の寄稿で特集記事を構成した。

 消費者庁「機能性表示食品を巡る検討会」の構成員は、「サプリメントはプロフェッショナルの世界だ」と指摘する。食品安全委員会元委員は、機能性表示食品制度の見直しで運用コストが増大すると指摘しつつ、「受益者負担」の必要性を訴える。消費者団体の委員は、そもそも健康食品全体が「不要」であって「規制すべきもの」だとの認識を語る。座談会、寄稿も含め、さまざまな意見や考えに触れることのできる機会となる。

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