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低調な新規届出公開件数 【機能性表示食品届出DB更新】また10件届かず、11月も100件未満か

 消費者庁は24日、機能性表示食品の届出データベース(DB)を更新した。11月に入ってから6度目となるこの日の更新で公開した新規届出は計7件(届出番号I769からI775までのサプリメント5件、サプリ以外の加工食品2件)。前回22日の更新は11件で、4更新ぶりに2桁台に乗っていたが、ふたたび10件を下回った。

 11月の公開件数は同日時点で累計55件にとどまる。同14日付のDB更新から、届出ガイドラインと質疑応答集の一部改正(9月29日)以降に提出された届出資料の公開が始まっていた。前の月の新規届出公開件数は累計87件と100件を割り込んでいたなかで、さらに少なくなる可能性がある。

 この日の更新で公開された新規届出には、通信教育や通信販売を手がける㈱ユーキャン(東京都新宿区)によるものが含まれる。

 同社として2件目の届出だが、2017年4月に行っていた前の届出は「販売終了」のためすでに取り下げている。6年半ぶりとなる新たな届出では、食用きのこの「たもぎ茸」の抽出物に含まれる抗酸化成分、エルゴチオネインを機能性関与成分として配合したサプリメントを届け出た。同関与成分に、中高年の記憶力や注意力を維持する働きが報告されている旨を表示する。

 なお、更新されたDBによると、今月20日付で、既存届出11件について撤回届があった。撤回届を提出したのはサントリー食品インターナショナル㈱(東京都港区)、日本ケロッグ合同会社(同千代田区)、㈱エルベ・プランズ(大阪市淀川区)の3社で、サントリー食品は生産終了や販売予定見直しのため6件、日本ケロッグは終売のため2件、エルベ・プランズも終売のため3件をそれぞれ取り下げたという。

【石川太郎】

2023年11月の機能性表示食品届出DB更新
【6日】富士フイルム、ボスウェリン酸を届出 最終商品臨床を科学的根拠に
【10日】11月2度目の更新、計6件と少なく 9月29日まで提出の届出公開
【14日】ガイドライン改正後の届出公開始まる 計4件と低調な滑り出し
【17日】新規8件公開、2回連続で10件未満 うち4件は風味違い
【22日】4更新ぶりに10件超える 富士化学工業がプロテオグリカンを届出

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