今年度の新規届出、公開500件突破 【機能性表示食品届出更新】8月の公開件数150件超に
消費者庁は29日、機能性表示食品の届出情報公開データベースを更新し、11件の新規届出を公開した。更新は2日連続。同庁は今月、同日までに計9回の更新を行い、累計153件の新規届出を公開した。前月比で10件ほど上回るものの、月後半に入ってからの更新1回あたり公開件数は前半に比べて減少傾向を見せている。
同日公開された新規届出11件は、先月13日と14日の2日間に同庁へ提出されたもの。サプリメントが9件、サプリメント以外の加工食品と生鮮食品が1件ずつの構成で、届出番号としてはI496から同506までが該当する。9月を待たずに、今年度(2023年度)の新規届出公開件数が累計500件を突破した。
一方で、今年度は既存届出の取り下げ件数も少なくない。今年4月1日以降の撤回届出提出件数は約115件に上る(29日時点)。うち67件が、機能性表示食品の広告表示、届出表示をめぐる優良誤認事案が発表された6月30日以降に提出された。
【石川太郎】
〇2023年8月の機能性表示食品届出DB更新
:【2日付】女性の健康で新たなヘルスクレーム 月経前の「晴れない気分」など軽減
:【3日付】2日連続で更新、新規届出19件公開
:【8日付】措置命令の余波、取り下げがまた ヒドロキシチロソールなどで3社が判断
:【9日付】排尿ケア機能表示、ザクロ由来成分で プニカラジン、小林製薬が届出
:【14日付】新規届17件、撤回届9件 7月以降の取り下げ40件超える
:【17日付】連日の撤回届、新たに12件 新規届出に福岡県産「完熟富有柿」が初
:【22日付】科学的根拠あると主張、8件が6件に 新たに2件の撤回届出
:【28日付】12件追加、あなご加工食品など 取り下げは2件、措置命令とは無関係