今年の「食の十大ニュース」第1位は? 終わらない令和の米騒動、食生活ジャーナリストの会が選ぶ
「食」をテーマに活動する記者などジャーナリストが集う「食生活ジャーナリストの会」(畑中三応子代表幹事。以下、JFJ)が選んだ今年の「食の十大ニュース」の第1位は、「終わらない『令和の米騒動』備蓄米も放出」だった。食品の価格高騰、抹茶ブーム、サイバー攻撃による出荷への影響、食品表示基準改正、高タンパク志向の広がり、などといった話題も10位以内に入った。
JFJがまとめ、このほど発表した。選考基準は、会員約125人による投票をはじめ、各種メディアのニュース登場頻度、歴史的価値から見たニュースの価値・重要性──の3点だという。昨年の十大ニュースの第1位には、小林製薬が引き起こした「紅麹サプリで健康被害」を選んでいた。
JFJが取りまとめた2025年の「食の十大ニュース」の1位~10位は以下のとおり。
① 終わらない「令和の米騒動」備蓄米も放出
② 大阪・関西万博に世界の食が集結
③ 止まらない食の値上げ、生鮮も加工も
④ 世界的ブームで抹茶が品薄に
⑤ アサヒHDサイバー攻撃で出荷に影響
⑥ クマの被害続出、農業・観光に打撃
⑦ 酷暑・多雨等による農業被害が各地で甚大
⑧ 瀬戸内海で養殖カキが大量死、気候変動の影響か
⑨ 食品表示基準改正で栄養強化目的の添加物、表示義務化へ
⑩ 高タンパク志向が中高年層にも広まる
【石川太郎】











