（国研）医薬基盤・健康・栄養研究所は17日、健康食品の素材情報データベースに「乳由来トリペプチド」に関する情報を追加した。

　乳由来トリペプチドは、牛乳やヨーグルトに含まれるカゼインを酵素によって加水分解して得られるペプチドで、3つのアミノ酸が結合したもの。俗に「認知症を改善」や「血糖値、血圧、中性脂肪の上昇を抑える」という声もある。

　しかし、同データベースによると、文献を調査した結果、ヒトでの有効性については信頼できる十分な情報が見当たらないという。

　安全性についても、サプリメントなどの濃縮物として摂取する場合には、信頼できる情報が見当たらないと説明している。