中国産タマネギを産地偽装
農水省に匿名の情報提供があり発覚
大阪府警は10日、中国産のタマネギを国産と偽り販売していた、同府泉佐野市の自営業者の男性(78)を、食品表示法違反の疑いで書類送検した。
容疑は、昨年1月27日と12月13日、同府貝塚市内の園芸センターで、中国産のタマネギを「北海道産」、「和歌山県産」と虚偽の表示を行い、販売していた疑い。
府警によると、「農水省に匿名の情報提供があり、同省担当官による調査の結果、偽装が発覚。男性は、中国産タマネギ約7トンを市場で仕入れ、一部を国産と偽り販売しており、一般の人は見た目では分からないと思ったとして容疑を認めている」という。
また、男性は調べに対し「コロナ禍や原油高などで玉ねぎが高騰しているが中国産は安い」という趣旨の供述も行っている。
一部報道によれば、場所代などの経費を差し引くと、利益は4万円だったとしている。