世田谷自然食品、Amazonに出店 転売を抑制し、安心して購入できる環境構築を目指す
㈱世田谷自然食品品(東京都世田谷区、河西英治社長)はこのほど、Amazonでの商品販売を開始したと発表した。消費者との接点拡大と、安心して購入できる環境構築を主な目的としている。
同社はこれまで、消費者に品質の良いものを適切な状態で届けることにこだわり、全ての商品を通信販売でのみ販売してきた。オンラインにおいて、自社直販サイトからの販売に限定していたのも、その考えを基本としているため。
今回、「お客様の利便性」と「転売による安全性への懸念」を検討し直したことで、Amazon出店に至った。同社では卸販売を行っていないが、ショッピングモール系サイトやフリマ系アプリなどで、販売元が同社ではない商品である「転売品」が出品されている。こうした現状を踏まえ、一度第三者の手に渡った管理状態の不透明な物が届くことを防ぐためにも、Amazonへの公式出店が必要であると考えたという。
同社では現在、転売されている商品と、同社で人気が高い商品を優先して販売を開始した。今後、ラインアップを拡充していく予定。その後も、時代とともに移り変わる消費者の気持ちや購買行動に目を向けながら、新たな消費者との接点を模索していくとしている。
(冒頭の写真:同社リリースより)