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一時的な喉の乾燥感を軽減 【機能性表示食品届出DB更新】森永乳業、ラクトフェリンを機能性関与成分に

 26日付の機能性表示食品の届出データベース更新で、喉の乾燥を軽減する働きを訴求する届出が受付公開された。乾燥の軽減をヘルスクレーム(届出表示)とする届出は、肌を対象部位とするものを中心にこれまでも数多く届け出されているが、喉に対しては今回が初となる。機能性関与成分はラクトフェリン。

 この届出の製品形状は、噛んだり舐めたりするチュアブルタイプのサプリメント。ヘルスクレームの全文は、「本品にはラクトフェリンが含まれます。ラクトフェリンは健康な人の、空気の乾燥に伴う一時的なのどの乾燥感を軽減する機能があることが報告されています」

 機能性関与成分として配合したラクトフェリンについて、あくまでも健康な人の「一時的」な喉の乾燥「感」軽減をうたう。作用機序に関する届出資料によると、喉の粘膜の保水性を高める働きがラクトフェリンにはあると考えられるという。

 生乳などにも含まれるタンパク質の一種であるラクトフェリンはこれまで、主に内臓脂肪減少機能が報告されている機能性関与成分として届け出されてきた。今回のヘルスクレームは同成分として初の内容。1960年代初頭からラクトフェリンの研究を行っていた森永乳業㈱(東京都港区)が届け出た。『ラクトフェリンヨーグルト』をはじめとするラクトフェリン含有食品を長年、製造販売している同社が同成分を届け出るのは今回が初めて。

 26日のデータベース更新では、先月9日及び10日に消費者庁へ提出された新規の届出12件(12社)が公開。撤回届に関しては4件増えた。アリナミン製薬㈱(東京都千代田区)が今月18日付で、N-アセチルグルコサミンを機能性関与成分にしたサプリメントを「販売予定がない」として取り下げたという。同社は昨年12月末以降、サプリ2件の届出を行っていたが、今月に入って2件とも取り下げることになった。

【石川 太郎】

6月の届出DB更新:【3日】コーヒー由来の新規機能性関与成分 UCC上島がトリゴネリン
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