リフレ、〝腰〟に着目 【28日の届出DB更新】モリンガ種子由来成分を届出
28日、機能性表示食品の届出データベース情報の更新があり、届出番号H133から152まで計20件の新規届出が公表された。食品区分上の内訳は、サプリメント形状が8件、その他加工食品が11件、生鮮食品が1件。
日本農産から国産鶏卵 DHA・EPAを機能性関与成分に
公表された主な届出を見ると、『腰の楽太郎』という商品名が目を引く。モリンガ種子由来グルコモリンギンを機能性関与成分にしたもので、一時的な身体の疲労感と腰の不快感に対する働きが報告されている旨を表示するサプリメント。累計で24件目の届出となる通信販売の㈱リフレ(埼玉県上尾市)が届け出た。
また、『ヨード卵・光』で知られる日本農産工業㈱(横浜市西区)として初の届出が公開。DHA・EPAを機能性関与成分にした国産鶏卵『三ツ星たまご』を生鮮食品の枠組みで届け出たもので、機能性関与成分に報告されている、中高年の加齢に伴い低下する記憶力や判断力を維持する機能を訴求する。これまでにも鶏卵は届出されていたが、認知機能に関わる働きを表示するものは初。
プレミアアンチエイジングが初の届出 サプリメント2件
他に、『DUO』や『CANADEL』などの化粧品ブランドを販売する東証マザーズ上場会社、プレミアアンチエイジング㈱(東京都港区)からの届出が公表された。同社の届出が公表されるのは今回が初で、『X2 BURN』、『X4 SLIM』を商品名とするサプリメントをそれぞれ届け出た。
X2の機能性関与成分は、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン及びヒハツ由来ピペリン類。X4は、葛の花由来イソフラボン。公表された届出資料によると、2商品とも㈱東洋新薬(本部:佐賀県鳥栖市)が製造・品質管理を担当する。
プレミアアンチエイジングのホームページによると、設立は2009年12月。翌10年12月に『DUO』の通信販売を開始、11年10月からは卸業者との代理店契約を通じて小売販売をスタート。その後20年10月に東証マザーズに上場、同12月、100%子会社プレミア・ウェルネスサイエンス㈱(東京都港区)を設立した。2021年7月期の連結売上高は328億円。
なお、この日の更新で、撤回届出が1件あったことが公表された。富士フイルム㈱(東京都港区)が『メタバリアスリム』の届出を今月24日付で取り下げたもので、理由は「生産終了」。同商品は制度施行初年度の2015年に届出されていた。
【石川 太郎】
(冒頭の画像:リフレ「腰の楽太郎」の表示見本。消費者庁届出DBより。一部切り抜き)