ラシェル製薬、内外美容商品で差別化 【機能性表示食品特集】美容×健康をコンセプトに商品を提案
ラシェル製薬㈱(大阪市北区、阪本雅哉社長)は、大阪に本社を構える健康食品の受託製造企業。岡山の自社工場で、小ロットから大ロットまで、あらゆるニーズに対応する。1992年に創業した化粧品受託の㈱ミリオナ化粧品(同)の関連会社として、基礎化粧品・医薬部外品などの企画・開発・製造、パウチサンプルなどにも対応している。医薬部外品の化粧品と健康食品を合わせた新たな内外美容商品『コスメ・サプリメント』の提案も強化している。
消費者ニーズを的確にとらえ
企画・開発から製造まで一貫したサポート
同社は、健康・美容茶、サプリメント、化粧品に関する豊富な知識と実績をもとに、企画提案・生産・物流に至るまで、一貫したサポート体制を構築している。クライアントのニーズに合わせて、小ロットから大ロットまで自社工場で高品質な製品を提供する。また、関連会社の㈱ミリオナ化粧品との連携により、健康食品にとどまらず基礎化粧品など幅広い提案を行っている。
生産体制は、健康・美容茶部門は、スタンドパック、三方シール分包、テトラパック分包など用途に合わせた分包が可能。サプリメント部門は、顆粒、錠剤、ハードカプセル、ソフトカプセルの剤型に対応。粉末、顆粒は、三方シール分包、スティック分包など用途に合わせた分包が可能。また、徹底した生産管理、品質管理を行っており、GMP基準に基づいた厳正な管理のもと、安定品質の供給を実践している。
同社の阪本社長は、「新規参入事業者など、新しい依頼は年々増加している。商品パッケージや広告表現などのルールに不慣れな事業者も多いため、一緒に考え、場合によっては自主基準に基づくアドバイスを行っている」と話す。
ミリオナ化粧品との連携を強化
数年以内にホールディングス化をめざす
同社の関連会社である㈱ミリオナ化粧品は、“医薬部外品のミリオナ”と呼ばれるほど、医薬部外品のOEMを強化してきた。現在、医薬部外品のラインアップは80アイテム以上。ナイアシンアミドを主剤としたシワ対策クリーム、トラネキサム酸、プラセンタ、グリチルリチン酸、ビタミンCなどを主剤とした薬用美白クリーム、塩酸ジフェンヒドラミン、センブリ、グリチルリチン酸などを主剤とした薬用育毛剤、指定医薬部外品の殺菌ハンドジェル、殺菌ハンドスプレーなどを筆頭に、さまざまな医薬部外品をクライアント企業のOEM商品に活用している。
研究開発にも注力しており、OEM・ODM企業としてさらなるブランド化を推進。さらにスキンケアのほか、トイレタリーやヘアケア、メイクアップなどへ展開を広げ、高圧乳化技術による独自のリポソーム原料の製造など、オリジナルの化粧品処方や技術、原料の開発にも注力している。
また、既存の福岡営業所を増床し、今秋、ラボとしてリニューアルオープンを予定しているなど、多様化する顧客ニーズに迅速に対応する方針だ。
ラシェル製薬として、医薬部外品、化粧品と機能性表示食品を組み合わせた新たな内外美容商品『コスメ・サプリメント』の開発・提案も進めており、すでに機能性表示食品として届出公表実績もある。阪本社長は、「機能性表示食品の製造依頼も増えてきていることから、将来的には自社開発の商品による臨床試験も検討したい。同時に、原料の開発も視野に入れている。ミリオナ化粧品との連携を強化すると同時に、ラシェル製薬単独での案件を増やすなど営業面をテコ入れし、ミリオナ社に並ぶ事業規模に育てる。数年以内のホールディングス化を目指す」と話している。
<COMPANY INFORMATION>
所在地: 大阪市北区梅田1丁目2-2-200 大阪駅前第2ビル2F(本社)
TEL:06-6346-0271
E-mail:info@rachell.co.jp
URL:http://rachell.co.jp/index.html
事業内容:健康・美容茶、サプリメント、化粧品などの受託製造。