ユーグレナと酒粕使用の調味料を開発 ユーグレナ社、秋田県のクラフトサケ醸造所と共同開発
㈱ユーグレナ(東京都港区、出雲充社長)はこのほど、秋田県男鹿のクラフトサケ醸造所、稲とアガベ㈱(秋田県男鹿市、岡住修兵代表)と共同開発した、石垣島ユーグレナと酒粕をつかった植物性のマヨネーズ風調味料『発酵マヨ<石垣島ユーグレナ>』を新発売した。
同品は、稲とアガベが運営する、お酒をつくる工程で廃棄される酒粕などを活用する食品加工場「SANABURI FACTORY」で生まれた植物性のマヨネーズ風調味料。発売に合わせて、同品を使用したアレンジメニューを、秋葉原の古民家フレンチレストランなどで提供する。
今回、三菱地所が展開する食と農に関するコンソーシアム「めぐるめくプロジェクト」 に参加したことをきっかけに、サステナブルな社会の実現に向けて事業活動を営んでいる両社が、互いの企業理念、実現したい社会や未来に共感し、取り組みの第1弾として同品の共同開発に至ったという。
今後は、両社で「未利用資源活用」「循環型農業支援」といったテーマに関して、男鹿での実証実験の検討を進めていく予定。具体的には、これまで飼料などで使われていた酒粕を使用して蒸留酒製造や肥料製造を行い、その肥料を使って米をつくり、また醸造を行うといった資源循環モデルの実現可能性を検討するとしている。
(冒頭の写真:同社リリースより)