ユニキス、輸入原料の品質管理を徹底化
<ルテイン、品質管理と安定供給で優位性>
ユニキス(株)(東京都中央区、橘本賢次郎社長)は、オムニアクティブ社の原料「ルテイン」、インデナ社の原料「ビルベリー」、「イチョウハ」を取り扱う。高度な品質管理を行うことで安全・安心な原料を安定供給している。
ルテイン原料では、輸入時にロット毎分析を行い、「日本で使用が禁止されている酸化防止剤の分析」、「健康食品/機能性食品での用途を想定しての残留農薬の分析(管理)」、「残留溶媒の分析を行い、機能性表示に必要な添加量でも残留溶媒値が問題ない」ことを確認している。マリーゴールドの花から抽出・製剤化まで一貫管理でトレーサビリティーの管理を行うことにより、品質面の管理と安定供給の両面で優位性を保っている。
インデナ社の機能性素材「ビルベリーエキス」については、DNA鑑定を用いて、果実としてのトレーサビリティーを担保。「賦形剤を使用しない100%ビルベリー抽出物」として36%のアントシアニンを含有し、残り64%の非アントシアニン部分も管理することによって臨床研究で機能性を証明している。
<イチョウハ、バイオマスの監査も>
機能性表示食品の記載が可能となった「イチョウハカンソウエキス」では、イチョウハの基原料に対してユニキス社が品質管理の一環として、インデナ社と共にイチョウハのバイオマスの監査を行っている。
種苗管理・育苗管理・肥料・農薬・収穫について確認と聞き取り作業を行い、農薬についても除草剤などを使用していないことを確認。現地では、できる限りフラボノイドなどが高い含量の葉を収穫できるように、土壌チェックをした上で肥料の配合割合を決定し、タイミングを見計らい収穫するサイクルを繰り返している。
薬用植物生産管理(GACP)に基づいた品質保証システムを作るようにインデナ社が依頼し、各サプライヤーはSOPを作成して記録を付けて管理している。同一性のチェックはEPモノグラフに基づき実施する。元来、農薬散布は行わないが、周囲からのドリフトの可能性も考慮し、定期的な分析を実施。収穫日・収穫者などは農家レベルまでトレースが可能という。
<COMPANY INFORMATION>
所在地:東京都中央区日本橋室町1-11-8(本社)
TEL:03-5299-5811
FAX:03-5299-5812
URL:http://uniques.co.jp/
事業内容:健康食品・化粧品の原料販売
(写真:マリーゴールドの花)