ミドリムシに非アルコール性脂肪性肝炎の肝臓の繊維化抑制作用
(株)ユーグレナ(東京都港区、出雲充社長)は4日、マウスを使った実験により、ミドリムシ粉末やその成分であるパラミロンの継続摂取で、非アルコール性脂肪性肝炎の肝臓の繊維化が抑制されることが示唆されたと発表した。
試験は、非アルコール性脂肪性肝炎を発症させたマウスをコントロール群、ミドリムシ粉末摂取群、パラミロン粉末摂取群に分けて、それぞれ7日間経口摂取させた。その後、肝臓のα-SMAの免疫染色の陽性面積率を比較した。
その結果、ミドリムシ粉末とパラミロン粉末を摂取した群はコントロール群に比べて、α-SMA免疫染色の陽性面積率が約40%減少した。これにより、ミドリムシ粉末とパラミロン粉末の継続摂取が肝星細胞の活性化を抑制し、肝臓の繊維化を抑制することが示唆されたとしている。