マスクとアルコール消毒製品の転売規制、29日から解除
消費者委員会は20日、マスクとアルコール消毒製品の転売規制を解除することが妥当であると答申した。経済産業省や厚生労働省などの関係省は、国民生活安定緊急措置法施行令を改正し、今月29日から転売規制を解除する。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、マスクやアルコール消毒製品の需給がひっ迫し、高価格による転売が発生していた。同法の下、マスクは3月15日、アルコール消毒製品は5月26日から、取得価格を超える価格での転売が禁止されてきた。
経産省によると、マスクの6月の供給量は国産・輸入の合計で8億枚超を確保。8月には約10億枚を確保できる見込み。アルコール消毒製品は5~7月にかけて、毎月約600万リットルの生産が続き、これは昨年の約6倍に当たるという。需給・価格ともに落ち着きを見せていることを受けて、転売規制を解除することとなった。
(写真:20日開催の消費者委員会)