マグネシウムの摂取、うつ病改善作用「認められず」
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所は15日、マグネシウム摂取によるうつ病症状の改善効果が認められなかったとする臨床研究の成果を公表した。
ポーランドの研究グループは、うつ病患者37人を対象に二重盲検無作為化プラセボ比較試験を実施。治療薬(フルオキセチン)の服用による治療とともに、1日当たりにマグネシウム40mg×3回、またはプラセボを8週間にわたって摂取させた。その結果、治療のどの段階においても、ハミルトンうつ病評価尺度スコアなどで有意差が認められなかった。