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フェムテック、22年のキーワードか 原材料メーカー主催ウェビナーに多くの参加者

 女性特有のヘルスケアに対応する製品・サービスの新領域として注目度が高まっている「フェムテック」(フェムケア)をテーマにしたサプリメント・健康食品業界関係者向け無料ウェビナーを、植物抽出物を中心にした原材料メーカーの㈱常磐植物化学研究所(千葉県佐倉市=本社・工場、立﨑仁社長)が先ごろ開催した。

 同社は2020年以降、市場トレンドなどを踏まえながら、自社取り扱い素材のプレゼンテーションなどを行う業界関係者向けウェビナーを定期的に開催。その中、フェムテック、フェムケアをテーマにした今回は、過去最高の参加人数を記録したという。「当社のお客様も高い関心を抱かれているようです」と担当者は話す。

21年市場規模、民間調査会社は635億円と試算

 フェムテック(Femtech)は一般に、テクノロジーを活用しながら女性特有の健康を巡る悩みや課題などを解決する製品やサービス、一方、フェムケア(Femcare)は、テクノロジーを問わず同様の課題を解決する製品、サービスをそれぞれ指すといわれる。

 市場調査会社の昨年調べによると、フェムテック・フェムケアの国内市場規模はここ数年で堅調に拡大。21年は約635億円が見込まれるという。さらなる市場拡大に向けた機運を盛り上げようとする動きもあり、今月、都内で開催予定の大型ヘルスケア関連展示会(健康博覧会)では、フェムテックにフォーカスした特設ゾーンが設置される。

 「フェムテックは22年以降のキーワードになる」とする声がサプリメント・健康食品業界からも聞かれるようになっている。特に、更年期ケア領域の市場拡大を予測する見方が強い。

フェムケア市場に機能性表示食品を

 常磐植物化学研究所は1月19日に開いたウェビナーで、フェムケアに対応できる素材として、自社で製造・販売するサプリメント・健康食品向け原材料から、ラフマ葉抽出物をはじめ黒ウコン抽出物、ショウガ抽出物の他、漢方をベースにしつつ食品向けに開発した和漢植物複合エキスなどを紹介した。各素材の機能性に関する研究データなどを踏まえながら、月経前、更年期、冷え、むくみ、睡眠──などといった領域のフェムケアに各素材がどう寄与できるかを短時間で伝えた。

 そのうち、漢方専門医の監修を受けながら開発したという和漢植物複合エキスについては、冷えから美容、ストレス、便秘まで、漢方のように幅広な働きが期待できることを紹介。また、睡眠ケア機能を訴求するラフマ葉抽出物など、同社の機能性表示食品対応素材を活用した機能性表示食品をフェムケア市場に展開していく道筋も示した。

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