フェムケアは日ごろの食生活から 【フェムテック特集】ダイアナ、あらゆる世代の女性の美を追求
㈱ダイアナ(東京都渋谷区、徳田充孝社長)は、1986年に京都で創業。「女性美の原点はプロポーションの美しさにある」という理念のもと、プロポーションづくりの総合コンサルティング企業として、全国に約730サロンを展開、95万人以上(22年10月末時点、同社調べ)にコンサルティングを実施している、健やかなプロポーションづくりによる、美の満足を女性に提供する女性美のトータルソリューションカンパニー。
品質・美容健康研究所を整備
同社では、商品が完成しその品質を維持管理するために行う品質管理、自社商品のプロダクト品質を堅持することを目的とした品質管理を、受動的な品質管理と位置付ける。それに対して、商品が完成するまでにはさまざまな工程の品質が存在し、その品質の積み重ねが最終的な品質を作り上げる「プロセス品質」を重視。「プロセス品質」には、要件提示を含む企画品質、設計品質、製造品質があり、プロダクト品質にとって、これらの総合的なかかわりが重要と考えている。この「プロセス品質」に積極的に介入する能動的な品質管理を行っている。出来たものの品質を守るだけではなく、開発初期の段階からプロセスに積極的に関わりあう、能動的な品質管理の姿勢を重視している。
健康を追求し、内面からの美を提供
同社は、美と健康を提供する企業として、インナーからアプローチするサプリメントタイプの商品を多く取り扱う。機能性表示食品にも注力しており、1月には、機能性関与成分として「ゲンクワニン5-O-β-プリメベロシド」、「マンギフェリン」、「ヒハツ由来ピペリン類」を配合した『スウェリーヴ』(届出番号:H337)を発売した。同品は、便通改善、女性の悩みにも多い「むくみ」も一緒にケアができる商品として、しっかりとしたエビデンスを追求した。
その他、「納豆菌由来ナットウキナーゼ」、「カツオ由来エラスチンペプチド」を配合した『Renatur Premium(リナチュア プレミアム)』(H107)、「プロテオグリカン」を配合した『ディアナ―ジュ ディアパナセ プレミアム』(G1040)なども展開している。
顧客ニーズに基づいた商品開発
同社は、プロポーションづくりの総合コンサルティング事業で蓄積した約95万人分のデータを分析し、さまざまなニーズに応える商品を展開している。メインターゲットは女性だが、その年齢層は10代から90代と幅広い。担当者は、「顧客層が女性メインのため、結果的に女性特有のお悩みに応えられる商品が多くなった。最近“フェムケア”という言葉がよく聞かれるようになったが、当社が向き合ってきた36年全てが“フェムケア”」と話す。
コロナ禍でサロンの営業には多少の影響が出たというが、いち早くオンラインでの接客にも対応するなど、常に顧客ニーズにアンテナを広げている。最近では、顧客のパートナーである男性客も増加傾向にあり、今後の展開として、男性を意識した商品ラインアップも拡充させるという。それに加えて、オンラインショップオンラインショップによる購入も増えていることから、「機能性表示食品などエビデンスに基づいた確かな商品を展開したい」としている。
<COMPANY INFORMATION>
所在地:東京都渋谷区富ヶ谷1-35-23 ダイアナ本社ビル
TEL:03-3466-1144
URL:https://www.corp.diana.co.jp/
事業内容:プロポーションメイキングの総合コンサルティングフランチャイズ事業、ビューティライフスタイル事業、フードライフスタイル事業など
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