ファーマフーズ、連結売上高600億円超 22年7月期決算、通販事業で518億円計上
2022年7月期の連結業績で売上高が前期比28.7%増の601億8,500万円になったと㈱ファーマフーズ(京都市西京区)が6日、発表した。サプリメントや医薬部外品などの通信販売を手がけるBtoC事業の連結売上高は518億8,600万円。グループ会社の機能性表示食品などの売上が好調に推移し、前期比19.2%増の大幅増収となった。
連結の営業利益は前期比81%減の10億8,000万円、経常利益は同78.1%減の12億6,400万円、親会社に帰属する当期純利益は3億7,400万円の赤字だった。
BtoC事業(通販事業)の広告宣伝費として、前期比で約100億円多い、約356億円を計上した。広告コンテンツ変更などの影響を受けて計画より少なかったため、各利益が当初想定より押し上げられた。一方、売上高は当初想定より約7億円減少した。
シボラナイトGOLD、約32億円の売上を計上
通販事業の概況は、セグメント利益が前期比88.6%減の6億3,800万円。グループ全体としての定期顧客件数は7月末時点で100万1,356件、前期比29.4%増加した。グループ会社の明治薬品㈱が製造・販売する機能性表示食品『シボラナイトGOLD』の定期顧客件数はおよそ21万件、売上高は約32億円となった。同商品は想定を上回る早さで定期顧客件数が増加したことを受け、第4四半期の広告宣伝費として約50億円を見込んでいた。しかし、最終的には約30億円にとどまった。現在、「受注好調による製造ラインのひっ迫により、予約販売を継続している」という。
また、主力商品の『ニューモ育毛剤』について、売上高が約279億円、定期顧客件数は約44万件と高水準を維持した。リピート購入も進展し、グループ全体の売上と利益を押し上げた。サプリメントの『タマゴサミン』も利益に寄与。約24億円の売上を計上した。サプリメントでは他に、メガネ型拡大鏡(ルーペ)購入顧客に対してクロスセルを行ったロート製薬㈱のアイケアサプリ『ロートV5粒クリアビジョン』の売上高が11億4,900万円となった。
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