㈱ファンケル（横浜市中区、島田和幸社長）はこのほど、再配達なしの「置き配」利用者にポイントを付与する施策を行うと発表した。

　同社では、1997年から「置き場所指定お届けサービス（置き配）」を導入してきた。今回、再配達を減らし、同社製品を運んでいるドライバーの負担軽減を図るため、同サービスを選択して注文した人に、1回当たり10ポイントのファンケルポイント付与を、期間限定（2024年1月下旬から2月末）で実施する。

　同社によると、4月から9月の受注件数のうち、約3分の1の注文で「置き配」が利用されている。そのうち、置き場所間違いなどの問題発生率は0.002％と低く、利用者と運送会社、同社ともに便利でかつ有益なサービスとして発展してきたという。

　同取り組みの結果を、（公社）日本通信販売協会（JADMA）などに社会実装の参考として提供する。

　同社では、今後も複数回の注文をまとめて配送することでポイントを付与する「おまとめ配送」などとあわせて、「物流2024年問題」に積極的に対応するとしている。

（冒頭の写真：同社リリースより）