ファンケル、従業員のビタミンD充足度調査結果を報告
㈱ファンケル(神奈川県横浜市、島田和幸社長)は22日、従業員のビタミンD充足度調査結果を発表した。
同社では、2020年6月にコロナ禍による外出自粛の影響を調べるため、同社従業員のビタミンD充足度を調査した。調査の結果、62.1%がビタミンD欠乏であることが確認されたという。
そこで同年10月、従業員の健康を守ることを目的に、ビタミンDを無料で配布。その後、改めて21年1 月に従業員のビタミンD充足度を調査した結果、ビタミンD欠乏者が大幅に減少したという。
調査は、20年6月末~7月上旬にビタミンDの充足度を調査した、20歳~65歳未満の健康な同社従業員108人(女性77人、男性31人)を対象に行った。21年1月に改めてビタミンDの充足度を確認すると同時に、20年10月から、12週間の食品からのビタミンD摂取状況を調査した。その結果、平均血中25(OH)D濃度は、女性で16.3ナノグラム/mlから28.8ナノグラム/mlとビタミンDの欠乏が回避でき、男性では21.3ナノグラム/mlから32.2ナノグラム/mlと、ビタミンD充足に達した。
20年6月末~7月上旬の調査では、女性の97.6%、男性の84.4%がビタミンD不足または欠乏状態だったが、21年1月の調査では、ビタミンD不足または欠乏の割合が、女性は55.9%、男性は45.2%と減少し、ビタミンDの充足状態が改善された結果となった。また、ビタミンDを含むサプリメント摂取頻度が高いほど、ビタミンDの充足度が高まることが示されたとしている。
同社では、今後もビタミンDの欠乏や不足を解消する方法や商品を提供することで、消費者のの生涯を通じた健康の維持や増進に貢献するとしている。