ハウス、ベンチャー企業との共創を推進 「食で健康」領域で新たな価値を創出
ハウス食品グループ本社㈱(大阪府東大阪市、浦上博史社長)はこのほど、SBIホールディングス㈱(東京都港区、北尾吉孝社長)の100%子会社であるSBIインベストメント㈱(同)と共同で、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)ファンド「ハウス食品グループイノベーション2号ファンド」を設立したと発表した。
同社は2017年10月に、SBIインベストメントと「ハウス食品グループイノベーションファンド(1号)」を設立し、これまで事業シナジーが見込まれるベンチャー企業11社に投資を実行、シナジー創出活動を推進してきた。同活動を長期的取組として、ベンチャー企業との共創をより力強く推進していくため、2号ファンドを設立した。
2号ファンドでは、ハウス食品グループが掲げる「4系列バリューチェーン(VC)」(スパイス系VC、機能性素材VC、大豆系VC、付加価値野菜系VC)で成長を実現するための強化領域や既存事業にとらわれずバックキャスト視点で成長テーマを設定するイノベーション領域を投資対象として、国内外の事業シナジーが見込めるベンチャー企業を探索する。
特にイノベーション領域では、「新しい食体験/新しい価値観」、「Well-being/ヘルスケア」、「地域の健康/持続可能な社会への貢献」を主なテーマとして、将来的な新規事業の創出、技術の獲得、一企業市民としての社会的責任を果たすための活動を推進する。
同社では、同ファンドの活動を通じて、同社とベンチャー企業が保有する技術、ビジネスモデルなどを組み合わせ、「食で健康」領域における新たな価値基盤を創出し、人と笑顔をつなぐ持続可能な社会の実現に貢献するとしている。