㈱ニップン(東京都千代田区、前鶴俊哉社長)は27日、食品成分の健康機能に関する研究成果が、米国化学会学会誌「Journal of Agricultural and Food Chemistry」（2021年8月25日発刊号）に掲載され、その表紙にイラストが掲載されたと発表した。

　掲載されたのは、同社が20年3月に東京大学大学院農学生命科学研究科に開設した「食の健康科学(ニップン)寄付講座」で行われた、「紅茶ポリフェノールのテアフラビンは腸管での胆汁酸吸収を抑制し、体内コレステロール排泄を促す」に関する研究論文。

　同社は研究開発部門において、これまでに蓄積した知見を生かし、未来の食に貢献するべく機能性食品の研究開発を強化している。これまでも多くの関連商品を上市するなど、従来の事業とは異なる食の分野にも注力している。

　同社では、「今後も大学や公的機関との研究活動を活発に行うとともに、自社研究部門の充実を図り、未来の食に貢献する」としている。