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ドームの禁止物質含有サプリ、JHNFAが原因究明へ

<調査方法など検討>

 世界アンチ・ドーピング機構(WADA)が指定する禁止物質3成分が検出された(株)ドーム(東京都江東区、安田秀一社長)のサプリメント『アイアンスーパープレミアム(SP)』の製造工場がJHNFA-GMPを取得していたことを受けて、(公財)日本健康・栄養食品協会(JHNFA)が原因究明に着手することが27日、ウェスネスニュースグループの取材でわかった。JHNFAの担当者は「今後、調査方法などを検討していく」と話している。

 JHNFA-GMPをめぐっては、多数の健康被害情報が寄せられているサプリメント『ケトジェンヌ』や、今年3~4月にかけて大阪府や東京都が摘発した医薬品成分を含むサプリメントの製造工場でも取得していたことが判明している。

<「全ロット分析でデータを取るべき」「運用管理に甘さ」の声も>

 今回の問題についてアンチ・ドーピングに詳しいある識者は、「分析結果が出ていないのに、(プロスポーツ選手などへ)販売するのは道義的な違反と言える。分析できてから販売すべきである。全ロットで分析データを取るべきだ」と話している。

 また、別の識者は「GMP取得工場でコンタミネーションが起きるとすれば、運用管理のチェックが甘いと言える」と指摘。「たとえcGMPに対応していたとしても、査察員が外国人の場合は(通訳の時間を考慮し)時間を2倍取らなければ十分な監査を行えない。また、cGMPでも認証機関により基準や要求事項が異なる。原料受け入れ時の同一性確認や洗浄バリデーションなど、要求事項が現場で適切に実施されていたかどうか」との見方を示している。

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