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トクホ成分が機能性関与成分に
ウーロン茶重合ポリフェノール サントリー食品が届出

届出DB更新 新規届55件が公開

 消費者庁は22日、機能性表示食品の届出データベース情報の更新を行い、55件の新規届を公開した。2021年度に届け出された届出番号Gシリーズは、前回(4日)の情報更新で1,000件を突破していたが、この日の更新で1,059件となった。次の更新で、年度別届出件数の過去最高記録(20年度1,067件)を塗り替えることになる。

 22日公開された主な新規届を見ると、ウーロン茶重合ポリフェノール(ウーロンホモビスフラバンBとして)を機能性関与成分にしたウーロン茶飲料の届出がある。届出者はサントリー食品インターナショナル㈱で、『サントリー烏龍茶OTPP』という商品を届け出た。届出表示(ヘルスクレーム)は、「BMIが高めの方のおなかの脂肪を減らす機能があることが報告されています」(一部抜粋)。

 同成分は、機能性関与成分としては新規だが、同社の特定保健用食品『黒烏龍茶』シリーズの関与成分として表示許可実績がある。最新の許可表示は、「食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させるので、体に脂肪がつきにくいのが特徴です。脂肪の多い食事を摂りがちな方、体脂肪が多めの方の食生活改善に役立ちます」。

ルネサンスから第2弾 DHAに続いてブラックジンジャー

 また、前回の情報更新で初の届出が公開されていた、フィットネスクラブの運営などヘルスケア事業を手掛ける㈱ルネサンスからの第2弾届出が公開された。第1弾のシゾキトリウム由来DHAに続いて届け出た機能性関与成分はブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン。腹部の脂肪を減らす働きが報告されている旨を表示するサプリメント『バーンアップDX』を届け出た。届出第1弾は記憶力維持を訴求するサプリメント。

 さらに、大麦若葉由来食物繊維について新規ヘルスクレームを行う届出が公開された。「腸内環境を改善する(善玉菌である酪酸菌・乳酸菌を増やす)機能が報告されています。おなかの調子が気になる方に適した食品です。」というもので、腸内フローラに及ぼす働きを訴求する。既存のヘルスクレームは、「便通を改善する機能が報告されています。便秘気味な方に適した食品です」だった。届出者は㈱東洋新薬。

 22日の更新で公開された新規届を食品区分別で見ると、サプリメント形状の加工食品が30件、その他加工食品が24件、生鮮食品が1件。2015年4月の制度施行以来の届出総数は5,077件となった。そのうち510件余りの届出が今月14日までに取り下げられている。また、現在「販売中」とされている届出は2,275件。

 一方、届出の撤回は3件だった。㈱ECスタジオ(東京都千代田区)の『HMB TABLET(エイチエムビータブレット)36000+(プラス)』(届出番号:E461)と日清フーズ㈱(東京都千代田区)の『ごぼうと香味野菜のミートソース』(D560)、『3種のきのこの和風ソース』(D561)。
『HMB TABLET(エイチエムビータブレット)36000+(プラス)』の撤回理由は「販売終了のため」、日清フーズの2品については「後継品への移行による製品終売のため」としている。公表されている撤回件数はこれで513件となった。

(冒頭の画像:サントリー烏龍茶OTPPの表示見本。消費者庁の届出情報データベースより)

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