ツインガーデン社、サプリ広告停止の申し入れに回答~埼玉消費者被害をなくす会
特定適格消費者団体の(特非)埼玉消費者被害をなくす会(さいたま市浦和区、池本誠司理事長)は30日、ツインガーデン㈱(東京都渋谷区、中村光海代表)から回答書が届いたと発表した。
同団体は4月27日、ツインガーデン社が販売するサプリメント『B.B.B(トリプルビー)』のウェブ広告に対し、景品表示法に抵触するおそれがあるとして表示の停止、改善を申し入れていた。5月21日までの回答を求めていたところ、6月8日付で回答を受領したが、「社外非公開情報を含むため回答は公表しない」としている。
同団体が問題視したのは、『B.B.B』に関するダイエット効果をうたった表示と定期購入コースの返金保証に関する表示。
品質・規格について「100万箱出荷達成 ※1 2019年5月時点」、「0.9秒に1本飲まれています! ※2 販売実績期間:2019年1月1日~1月31日」、「リピート率96.7% ※ 3ケ月の継続者数1,664名の実績あり・・・」、「プロテイン30杯分から吸収できるHMBはわずか3.5g!」、「その差は変換効率にあります!」などと表示。
取引条件に付いては「※ 2回目以降も25% 6,998円(税込)」、「初めての方限定 サプリ単品通常価格9,331円が540円(税込)」などとしていた。
埼玉消費者被害をなくす会はツインガーデン社に対し、出荷数や販売実績、リピート率などで表示している数字の合理的根拠が希薄な点を指摘し、表示の停止を求めた。
また、初回540円で購入し2回目以降も25%offで購入できるかのような強調表示をしているが、実際には4回以上の継続購入が条件であるにもかかわらず、それらを示す打消し表示のフォントが小さすぎるために判読が難しく、消費者を有利誤認に導くとし、表示の改善を求めていた。