サプリ規制、消費者庁も検討開始 今月27日午後、食品衛生基準審議会「新開発食品調査部会」開催
サプリメントの規制の在り方を巡る検討を、消費者庁の食品衛生基準審議会が今月から始める。
同審議会の新開発食品調査部会で審議するもので、サプリメントの定義や製造管理等の在り方などを検討する。初回は今月27日木曜日の午後5時から7時まで。サプリメント規制の現状について同庁の食品衛生基準審査課らが説明する他、ヒアリングも実施するという。
傍聴も可能。オンライン配信(要事前登録)が行われる。同庁がきょう20日、発表した。
小林製薬「紅麹サプリ」健康被害問題を受けて検討されることになった、横断的なサプリメントの規制の在り方は、食品衛生法の見直し検討と合わせ、厚生労働省の厚生科学審議会と同時並行で進められることになっている。同審議会の食品衛生監視部会が先月23日、「キックオフ」の位置づけで初回の検討を始めていた。2回目は明日21日午後が予定されている。
検討事項として現在までに提示されているのは、「サプリメントの定義」、「製造管理等の在り方」、「事業者による健康被害情報の報告」──の3つ。食品衛生基準行政を所管する消費者庁と、食品衛生監視行政を所管する厚生労働省が、それぞれ連携しながら検討を進めるかたちになる。定義と製造管理等に関する審議の主な舞台は、消費者庁の食品衛生基準審議会となる見通し。
今月27日の食品衛生基準審議会新開発食品調査部会の詳細と傍聴申込は消費者庁のウェブサイトから。
【石川太郎】











