サプリへの支出 2カ月連続増
2月の家計調査 無職世帯、2カ月連続で2ケタ増
総務省統計局が5日発表した2022年2月の家計調査報告(2人以上世帯)によると、サプリメントなど健康保持用摂取品に対する1世帯あたり消費支出は1,106円だった。前年の同じ月と比べて物価変動の影響を除いた実質で6.7%増加(名目では7.8%増加)した。増加は2カ月連続。前年2月の支出は1,020円台にとどまっていた。その反動が出たとみられる。
健康保持用摂取品について2月は、無職世帯の支出が前年同月から大きく伸びた。金額は1,624円で、伸び率は名目で24.4%増加。前の月も1,615円、伸び率は20%以上と、2カ月連続で比較的高水準で推移した。前年1、2月の支出金額は約1,300円と低かった反動が出たようだ。
一方、勤労者世帯の支出金額は786円で、前年同月比は名目0.5%の微増にとどまった。前の月の690円(15.6%減)からは増加したものの、2カ月連増で800円を下回る弱含みの支出が続いている。
2月の1世帯当たり消費支出は25万7,887円だった。前年同月比は実質で1.1%増加した。増加は2カ月連続。緊急事態宣言の影響で落ち込んだ消費の反動が出たものとみられる。
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