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サフラン抽出物をフェムケア用途で 岩瀬コスファが新たな提案、機能性表示も視野に

 岩瀬コスファ㈱(東京都千代田区、岩瀬由典社長)のウェルネス事業部が、サプリメント・健康食品用の原材料を新発売し、女性に特有の健康課題の解決をサポートするフェムケア用途で提案する。フェムケアを求める女性の消費者との接点を作るために、機能性表示食品制度を活用することを検討している。最終製品販売会社などへの原材料販売を通じて、軽い更年期症状や月経前の不定愁訴を抱えている女性に活用してもらいたい考え。

 海外のサプリメント向け植物抽出物メーカーが製造販売するサフラン抽出物を日本に導入し、近く、本格的な提案活動を開始する。現在、製造元との間で国内独占販売契約を締結する方向で調整を進めている。

 サフラン抽出物は近年、睡眠の質向上やストレスのケアを訴求する機能性表示食品に配合されるケースが目立ちつつあるが、同社では用途をフェムケアに特化。競合製品との差別化を図る狙いもある。

 新たに輸入販売を手がけることになるサフラン抽出物の製品名は「Safr’Inside(サフリンインサイド)」。規格成分はサフラン由来サフラナールなどで、最終加工国はフランス。岩瀬コスファによると、女性ホルモン様機能を有するわけではなく、ストレスを受けると低下するセロトニンの放出量を高めたり、再取り込みを抑えたりといった働きを持つことが分かっている。

 同社では現在、サフリンインサイドを含むサフラン抽出物全般の、更年期症状やストレス緩和などの機能性を検証する研究レビュー(SR)を進めている。機能性表示食品の届出を行いたい考えだ。ハードルは高いが、「最終製品販売会社より機能性表示対応(素材化)に向けた期待の声を多く頂いている」(ウェルネス事業部)という。

【石川太郎】

(冒頭の画像:サフリンインサイドの原料となるサフランのめしべ=赤い部分。岩瀬コスファ提供)

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