コーヒーの過剰摂取で健康被害
国立栄研がHFNetに追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は18日、素材情報データベース(HFNet)に「コーヒー」の安全 性情報を追加したと発表した
統合失調症の既往歴がある64歳の日本人女性が、口渇のため朝方にアイスコーヒーをコップ約200杯(約30リットル、カフェイン約12 g含有)摂取したところ、昼過ぎより四肢の振戦を生じ、体動困難を呈して救急搬送された。
高度の低ナトリウム血症、軽度意識障害、頻脈を呈し、検査の過程で全身の強直性けいれん、高度意識障害を生じて入院した。
入院治療中にさらに軽度の横紋筋融解症を生じたが、加療により改善したという。多量のコーヒー摂取による水中毒およびカフェイン中毒と考えられた 。