キユーピー、ドレッシングに関する研究成果を発表
キユーピー㈱(東京都渋谷区、長南収社長)はこのほど、「ドレッシングによる野菜の苦味や青臭さを低減させる機能」について研究成果を発表した。7・8日に開催された、(一社)日本調理科学会2021年度大会(オンライン形式)で報告した。
『クリーミィ野菜ドレッシング(キャロット&オニオン)』が、野菜の苦味・青臭さの低減に効果があり、その効果は、食酢、卵黄によるものであり、さらに複数の原材料を配合していることが効果をより高めていると示唆されたという。
また、『深煎りごまドレッシング』が、ピーマンの苦味・青臭さの低減に効果があり、その効果は、食酢、食用油、しょうゆ、すりごまによるものであり、さらに複数の原材料を配合していることが効果をより高めていると示唆されたという。
同社では、「今回の研究成果から、ドレッシングを活用することで、野菜独特の苦味や青臭さ1つの要因とされる子どもの野菜嫌いを克服し、野菜をおいしく健康的に食べられるようになることが期待できる。グループの長期ビジョン「2030ビジョン」に、“子どもの笑顔のサポーター”を掲げている。今後も研究を進め、食における課題の解決につながる情報を発信することで、子どもの豊かな食生活の実現に貢献する」としている。