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キノコによる食中毒で4人が救急搬送 テングダケを喫食後「錯乱」「意識朦朧」「おう吐」など発症

 東京都はきのう(28日)、毒キノコによる患者4人が救急搬送されたと発表した。
 新宿区内在住の家族は18日、埼玉県内の公園でキノコ狩りを行い、インターネットの画像検索機能を用いて食用の可否を調べながら園内のキノコを採取。
 帰宅後、採取したキノコを炒め物にして、午後7時~午後8時頃にかけて喫食したところ、喫食後、30分から1時間の間に4人は錯乱、意識もうろう、おう吐、けいれん、倦怠感などの症状を呈した。新宿区内の医療機関に救急搬送後、そのうち2人が入院したものの現在は回復しているという。
 家庭に残っていたキノコの一部を東京都健康安全研究センターで検査したところ、テングタケであることが判明した。

 都内におけるキノコによる食中毒は過去20年で4件発生している。
 2004年10月18日、「クサウラベニタケ」3人、07年10月15日「ドクツルタケまたはシロタマゴテングタケ疑い」2人、08年9月29日「ツキヨタケ」2人、11年10月17日「ツキヨタケ」4人が食中毒症状を起こしているが死者はいない。

 都は以下のとおり、「毒キノコによる食中毒防止5カ条」を示して注意喚起している。

①食用と確実に判断できないキノコは、絶対に「採らない」「食べない」「人にあげない」。
②キノコ採りでは、有毒キノコが混入しないように注意する。
③「言い伝え」は、信じない。
④図鑑の写真や絵にあてはめて、勝手に鑑定しない。
※インターネットの画像検索でも確実に鑑別することはできません。
⑤食用のキノコでも、生の状態で食べたり、一度に大量に食べると食中毒になるものがあるので注意する。

(冒頭の画像「テングダケ」東京都の発表資料より転載)

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