キッコーマン、国内調味料事業の生産体制強化
キッコーマン㈱(東京都港区、中野祥三郎社長)はこのほど、販売が好調なしょうゆ関連調味料事業の生産体制強化を柱とする、国内調味料事業の生産体制の再構築を進める方針を決定したと発表した。
具体的には、グループでキッコーマンしょうゆ、つゆ・たれなどのしょうゆ関連調味料等を製造するキッコーマンフードテック㈱(千葉県野田市、福島弥一社長)の新工場を建設する。FSSC22000を最大限に生かせる建物仕様と生産プロセスの構築で、食の安全・安心ニーズに応える。工場コンパクト化によるエネルギー効率向上、省エネ機器の導入、再生可能エネルギーの活用などにより、CO2排出量の削減と水使用量の低減を図る。また、スマート化による省人化と製造規模の拡大により生産性を約3倍に高める。
同グループでは、「2018年に策定した長期ビジョン「グローバルビジョン2030」の目指す姿の実現に向けて、顧客の声を大切にし、価値ある商品やサービスを提供すると同時に、積極的に社会的な責任を果たす」としている。