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オリザ油化、ベトナムに駐在員事務所 東南アジアで3カ国目の拠点に

 健康食品・化粧品原材料メーカーのオリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)は今月、ベトナムのホーチミンに駐在員事務所を開設した。経済発展が急速に進む同国にビジネス拠点を置くことで、既存取引の拡大を始め、新規ビジネスの立ち上げを視野に入れた現地情報の収集などを効率的に進める。日本国内で製造した最終製品の輸出入サポートなど、新たなビジネスを展開できるようにしたい考えだ。

 同社がきょう(17日)、発表した。開設日は今月4日。同社が東南アジア諸国に事業拠点を開設するのはこれで3カ国目となる。2018年、タイのバンコクに現地子会社を設立、また同年には、マレーシアのクアラルンプールに駐在員事務所を開設していた。

 ベトナムと同社の間には、20年以上の取引関係があるという。同国原産のライチの種子を日本に輸入し、美容食品素材および化粧品素材のライチ種子エキスを開発、2001年に発売して以来の関係で、近年では、現地企業から、「機能性食品・化粧品原料の引き合いが増加しており、年々輸出ビジネスの規模が拡大している」。また、創業以来の主力製品、こめ油をめぐる取引もあり、世界的な需要の高まりのほか、原料となる米ぬかの国内での供給不足を受けて、同国からの米油中間品の輸入量が年々増加しているという。

 ベトナム駐在員事務所の開設によって、ASEAN(東南アジア諸国連合)主要6カ国のうち3カ国に事業の足場を設けたことになり、同社では今後、日本企業と東南アジア現地企業、双方のニーズに対応できるようにする取り組みを進めていく方針だ。

 具体的には、これまでの海外取引で培った輸出入に関するノウハウや、現地の法規制に関する知見を生かし、日本企業に対して、国内で製造した最終製品の東南アジア市場への輸出サポートを手がけられるようにするほか、日本製の最終製品を自国で販売したい現地企業に対し、日本国内での製造から輸出までワンストップでサービスを提供していく、などといった新たな取り組みを進めることを視野に入れている。
 
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