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ウナ弁食中毒、ヒューマンエラーも 横浜市保健所、HACCP衛生管理の徹底指導へ

 横浜市内の京急百貨店に出店する日本橋鰻「伊勢定」で起きた集団食中毒事故について、横浜市保健所は5日、食中毒発生の原因などについて追加報告を行った。前回7月29日に記者発表を行った時のウナギ弁当などの販売数、発症者数に変動があった。
 原因については、不十分な手洗い、手袋不着用などのヒューマンエラーが指摘されている。

 喫食したウナギ弁当の数は113食増えて945食、ウナギかば焼きの数は81食増の816食となった。また、10~90歳代までの男女合わせて159人(男性75人、女性84人)の発症を追加報告している。その他、90歳代女性の死因については、因果関係は不明のまま。正確な死因については医師の見解などを待つしかないとしながらも、今後、改めて市保健所が報告することはないとしている。

 食中毒を引き起こした要因として、販売を行った24~25日は生産能力を上回る弁当・惣菜の調理を行っていた(当日は土用丑の日)。調理に従事していた従業員の手洗いが不十分で、手袋の着用実態も認められなかったことから、従業員の手指を介した汚染の可能性を示唆している。
 
 また、弁当の一部は調理場の外にある客席で盛り付けを行ったり、長期間の保管などにより原因菌が増殖し、食中毒発生の危害を増大させた可能性があるとしている。横浜市は営業者に対し、HACCPによる衛生管理の徹底を指導している。

【編集部】

食中毒発生状況はこちら(横浜市のホームページより)

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