アレルゲン自主回収情報相次ぐ 国立栄研が報告、センナ含有ダイエット食品など
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は5月31日、海外のアレルギー情報を相次いで伝えた。
米国食品医薬品局(FDA)は表示されていないアレルゲン(ピーナッツ)が混入したダイエット食品「Prune & Senna Softgelsの自主回収情報を公表したという。
同品はインターネットや店舗などでダイエタリーサプリメントとして販売されていたが、ロットNo.6105193(製造年月2022年3月)の製品において、原材料中にアレルゲンのピーナッツが混入していることが判明。表示にはピーナッツを含む旨が記載されていないため、同ロットを対象に事業者「Indiana Botanic Gardens, Inc.」による自主回収が実施されている。同品にはダイエット素材「センナ(葉)」が含まれていた。
今のところ、因果関係が疑われる健康被害については報告されていない。
英国FSA(Food Standards Agency)は表示されていないアレルゲン(乳)を含む製品の自主回収情報を公表したという。同品には、乳糖由来の原材料が含まれていたが、アレルゲンとして乳を含む旨の表示が行われていなかった。 このため、賞味期限が2024年3月までの製品を対象に、事業者「Aguulp」による自主回収が実施されている。今のところ、同品との因果関係が疑われる健康被害については不明。